偶然の出会い
138タワー時は コスモスがとっても素敵に咲いています。
11月に入って、”暑い”日が続いていたのですが
それでも季節は進んでいきます。
すごいなぁ🍂
過日…
渡り鳥たちの 旅の途中に”出会い”ました。
偶然の出会いに 本当に感動
しばらく見惚れていました。
先頭の鳥が入れ替わったりする様子も少し見られました。
すごいーーー☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.
シュタイナーの色彩論や12感覚を学んでいる時や
北欧の神話や伝承のドアーフの物語を読んでいる時に
渡り鳥の話も出てくることもあって そのことを思い出していました。
渡り鳥は、体の中に方位磁石を持っていて方向が分かるとか
紫外線が”見える”ので、わたっていく”道”として見えているとか…
この世界(宇宙)に存在する音や色…などは
人間が感知できるものと感知できないものが存在していて
感知できなくとも、その存在が人間に様々な影響をもたらしています
たとえば、犬笛のように犬には聞こえるけど、人間には聞こえない音もそうだし
…あ 人間でも、モスキート音なんかは若者しか聞こえないしね←ちょっと横道
色も人間に見える色と動物や虫たちに見える色は違うし
…あ、人間でもちょっと前に流行った 靴の色が違って見える(ピンクかグレー)脳の受け止め方で違う知覚もあります←横道2
人間はそもそも本当の“マゼンダ”を知らない という文章を読んだ時は
????(・・?
となって、私が知覚できるこの世界は すべてではないのか…
と、驚きました。
そういえば、レコードとCDの違いも
CDは人間が感知できる音域でカットされているようですが
レコードはそのままを録音しているので
レコードを聴くと感じる感覚は 雑音だけではなく
聞こえない音を感覚で感じている
ということです。
そして、肌からも熱はもちろん 色や音も感知することができるという研究も進んでいて
大自然の中にいる時の”癒し”の感覚は
様々な世界に存在するものを 全身で感知するから得られるものなのでしょうね。
その感覚が大人以上に鋭い子どもたち
第1七年期(0歳~7歳)の子どもたちは身体を育てるのを第1の目的とします。
すべての感覚が、この環境で生きるために必要なものを獲得しようと
全身全霊で世界を感じようとしています。
それは大人と違う世界を知覚できるとても大切な時期です。
その時期に、体に触れるもの 耳から聞こえるもの 目に見えるもの 匂うもの…
それらは、子どもたちにどれだけの影響を与えることでしょう
大人の声色の中の感情を 声と共にうけとる
同じ言葉でも デジタルで聞こえる”音”としてうけとるのと全く違うことは明らかだと想像するに易いことです。
そんなことが子どもたちの日常の中にはあふれています。
子どもが体験する 水彩画の『ぬらし絵」もそんな効果があります。
紙面の中でにじんで混ざっていく絵の具
たとえば、黄色と青がじんわりとすこーしづつにじんで混ざって色が変わっていく様は
とても美しくて幻想的で グラデーションも芸術的です。
でも、
その過程で 人には知覚できない”色”が紙面上で存在していて
子どもたちは それを知覚できるのです
大人以上に、受け止めて心と身体を育てるのに影響します。
教師はそれを”知っている”ことが大切なのです。
シュタイナー教育の素晴らしいことは
たくさんの知識を、ただの知識ではなく日常の中に”落とし込む”ことができるということです。
ただ単に、まねをするということだけではなくて
それを知っていて、そのことを踏まえて子どもたちと共に感じる
子どもたちにしか感じることのできない、その感覚を
心から重んじて、祈りをもって行為する事が
必ず伝わると信じることまでが
”伝える”ということなのです。
ただの知識として記憶していることや
マニュアルにすることや
思い込むこととは
全く違うのです。
それが違うことが、むつかしくそして奥深く面白いところです。
アントロポゾフィーの学びは
一人では到達できないけど
一人一人が、各々それぞれの気づきの中で独自の成長をを遂げていくところ
とか
年齢によってどんどん変化していくところとか
研鑽し続けないと、モチベーションが下がってしまうとか
色んな”飴と鞭”が存在しています。
それでも私は、渡り鳥たちに出会った時に広がる
宇宙を感じる感覚を
これからも感謝しつつ 学びつつけながら
持っていきたいなぁと思っています。