手仕事は”マインドフルネス”

この魅力的な子たちは

ホッティンガー小人 と呼ばれています。

マルグリット ・ホッティンガー夫人 (1900 年 8 月 15 日 - 1977 年 5 月 13 日) によって

提唱された作り方で、彼女の自然や自然の中の精霊たちに対する心情・信条をふまえて

作り方が伝えられています。

彼女は…

ドワーフ(小人)を作るときに、その神秘的な世界にどのように
共感するかを理解すればするほど、ドワーフの仕上がりはより良くなります。
これは、 植物や石を頻繁に見るのが好きで、
楽しむ ことができる人によって達成される可能性が最も高くなります。

と言っています。

想像の翼は、果てしなく大空へ…(#^.^#)

 

このホッティンガー小人を編むのは少しむつかしく

編み物、中・上級者向けになります。

昔この小人たちを知ってから、この子たちの魅力に取りつかれ

そして、作り方をどうやったらわかりやすく伝えられるか…

どうやったら可愛らしく作ることができるか…

と、考え工夫しつつ今の形になり、それを伝えることができて

とっても嬉しいのです。

ホッティンガー夫人の思いも、密かに(?)胸に秘め(笑)

夏の大自然を感じつつ楽しい時間を過ごしました。

 

手仕事は時間がかかるので、今日完成は難しいのですが、

集中して向かっている時の姿は

本当に時間と空間が無限に広がっているようでした。

特に時間の過ぎるスピードは“あ”っという間(^_-)-☆

ビーンズには鳩時計🕊があるのですが

鳩が鳴くたびに(30分間隔でなります)

えー――――もう(@ ̄□ ̄@;)!!

となっていました。

 

集中が途切れて、ふと違うことを考えたり、他のことが気になったりすると

「あれ!?」

という声が…

なんだか…すごいね ほんとにマインドフルネス『今・ここ』っていのが

明らかになる手仕事…すごいね

という話になったり

編み物経験者だと、その人の”癖”も明らかになって

まるで”考え方の癖”や”無意識”にアクセスするかのよう

シュタイナーの手仕事でも何度も経験していますが

大人も子どもも 手仕事!することをお勧めします(実感)

 

このホッティンガー小人… 実は昔は口伝えでした。

今はドイツ語の本も出ています

本はドイツ語なのですが、翻訳ソフトを駆使して何とか読むことができますが

本に書かれている表現では、理解できにくいこともあり

前に教えてもらっていてよかった(*´ω`*)と

改めて思ったものです。

 

そして本の中で、シュタイナーの事にも触れています。

私たちはいつしか私たちが知覚できることだけに集中して

存在そのものを”見る”力を自ら手放してしまっています。

ところが

逆にその力に集中しようとすると、現実的な部分をおろそかにしてしまい

”惑わされる”ことになり、地に足が付かなくなることにもなります。

 

自然界はありのままのバランスをもって

現実的なものと、

霊的=目に見えなくても存在するもの

両方を見事に両立させています。

シュタイナーの思想・哲学はそのことについて語り続け

『自由』

へと向かうバランスの取れた人間へ成長するよう導いてくれています。

 

何とも奥の深い世界

そして改めて続けることって大切 と思いました。

 

宿題を持って帰った皆さん

次をとっても楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪