おもいのたけ

ずっと心の中でもやもやしていたこと…

 

今日は思い切ってお話しします

 

ウォルドルフ人形の作りかけの写真は、ネット上などに載せないでください

どうかお願いします。

 

(ビーンズに来てくださる方々には、そういうお話をさせて頂くので写真などは載せないのですが…)

 

ウォルドルフ人形は子どもの心に寄り添うお人形です。

裸のままの子や

手足がばらばらのままの子・・・など

 

作っていると

その途中までもかわいくて

どんどん出来上がっていくごとにその可愛らしさが増していく気持ち

すごくよくわかるのです

 

が…

 

子どものために作るお人形なので

そんな様子がネット上に上がっていると

本当に心が痛むのです。

 

ウォルドルフ人形を作るときに子どもを連れてこれないのは

作る方のことを考えるのが一番でなく(集中して作れるとか)

 

目を刺したり

首を絞めたり

バラバラだったり

はだかんぼうのままで針を刺したり

 

そんな姿を子どもたちに見せたくない

 

第1 七年期(0歳~7歳)の子どもたちは 『模倣期』とよばれ

見たものすべてをそのまま真似をします。

善・悪の判断ではなく そのままそれを受け入れるのです。

 

それは見たことややっていることを模倣するだけではなく

心の中も模倣します。

 

自分を大切に思ってくれている人がやっていることは、

基本的に自分もそのままやることに何の疑問もありません。

 

なので、大切にしたい、守りたいこともあります。

 

そんな気なくても真似をしてしまう可能性があるのです。

 

シュタイナー教育はマニュアルではありませんし、

ねばならない!!ということではありません。

 

本質を知りその中で『柔軟に考える』ことこそ、日常の中で生きる学びをすることだと思います。

 

でも、やはりそれでも本質を知ったうえで、これは守らないといけないこともあります。

 

スウェーデンひつじの詩舎の講師の学びをしている時

アントロポゾフィー=シュタイナーの哲学が本当に生かされていると強く感じました。

 

繋がっているのです。

 

スウェーデンひつじの詩舎の素材に対するこだわりや

人形に対して持っている責任感は

人としての道徳心・倫理的な部分が 大人としての学びに大きくかかわっています。

 

講師の方々が

それを守るための努力は、素晴らしいですし、

その品質を落とさないように日々学び続ける姿勢も心から尊敬します。

 

私自身もそうでありたいと心から思います

 

子どもにとって愛する人が自分のために作ってくれたものはすべて

『善と愛』です。

それを心底大切にしていきたいと新年に改めて思いました。