ウォルドルフ人形のこと
昨日生まれた子たちです。
お洋服作りと髪の毛の仕上げはまだなのですが、
嬉しい気持ちが伝わる瞬間でした。
以前もお話ししましたが、
シュタイナー教育からうまれた、このウォルドルフ人形は
「子どもに寄り添うお人形」です
子どもたちは、自分の気持ちをまだ言葉では表現することがむつかしく
自分がどんな気持ちでいるのかも、わからないところがあります。
このお人形のお顔が、単純であいまいなのは、
そんな子供たちの感情によって
微笑んでいるように見えたり、悲しんでいるように見えたり…と
その時々によって表情が変化して見えるのです。
「自分と同じ気持ちでいてくれる、自分のことをわかってくれている」
と思えることが、自分に寄り添ってくれている安心感となり、癒しにつながるのです。
それから、素材も大切です。
子どもたちは感覚が敏感です。
シュタイナーは12の感覚があるといっていますが、
とくに7歳までの子どもたちは、その感覚をたくさん使って体験することで
身体を創っていきます。
そして、模倣の力が強く働くことも感覚を使う助けになります。
習慣・日常の生活の中での行動や、言葉、そして、自分に向けられている愛情や
大人たちの道徳心が現れる、ほんのちょっとした出来事から
子どもたちは、たくさん学んでいきます。
そんなところから、素材の大切さとともにもう一つとても大切なのは
自分を思ってくれている大人の手によって作りあげていくこと
そして、作り上げていく大人たちが、愛情を十分感じ、楽しみながら喜びを持って作りあげられること
これもとっても大切なことになります。
ウォルドルフ人形は作ってみるとわかるのですが、本当に些細なところまで気を配っていて
子供たちの成長に必要である要素がふんだんに詰まっています。
講師たちは、それを十分に学び、理解し、そしてそれを語ることではなく
作るプロセスの中で、さりげなく伝えていきます。
作り手としては、「難しい」といわれている(実際簡単ではないのですが)人形作りをすることが
「チャレンジ」だと感じている方もいらっしゃり、不安に思っている方も多くいらっしゃいますが、
私は、安心してお任せください
といつも言っています。
本当ですよ、楽しく幸せな空間になっているんです(#^.^#)
難しいと感じるときは、必ずお手伝いします。
どうぞ、信頼できる講師のもとで作ってください。
出会えるのを楽しみにしています。